【伊豆-003】狩野城

 

シリーズ・静岡県の城跡 〈隔月更新〉 
伊豆-003 狩野城(伊豆市指定史跡)
所在地 伊豆市天城湯ヶ島町本柿木
縄張形態 連郭式山城
標高(比高) 187m(100m)
現状 雑木林
創築時期 明応2年(1493)
築城者 狩野道一
改修時期 天正期
改修者 後北条氏
主な遺構 曲輪、土塁、虎口、堀切、櫓台
廃城 天正18年
【概要】平安末期に中伊豆の豪族狩野氏が創築したと伝わるが、遺構は戦国期の築城技術が満載である。明応2年に始まる北条早雲の伊豆侵攻に際し、城主狩野道一は約4年間抵抗するも明応6年落城した。また、天正18年の秀吉の小田原攻めに備えて北条氏は韮山城や長浜城等を大改修しているが、それに呼応した影響が縄張りから読み取れる。

 

狩野川対岸から望む狩野城跡

狩野川対岸から望む狩野城跡

狩野城縄張図(作図者:水野 茂)

狩野城縄張図(作図者:水野 茂)

駐車場にある狩野氏歴史年表看板

駐車場にある狩野氏歴史年表看板

三の曲輪(東郭)と主郭(中郭)間の堀切

三の曲輪(東郭)と主郭(中郭)間の堀切

特徴的な三の曲輪(東郭)の武者隠し

特徴的な三の曲輪(東郭)の武者隠し

主郭(中郭)と先端の櫓台(南郭)

主郭(中郭)と先端の櫓台(南郭)

二の曲輪(本郭)の虎口

二の曲輪(本郭)の虎口

小規模の二の曲輪(本郭)だが土塁に囲まれている

小規模の二の曲輪(本郭)だが土塁に囲まれている

キャップション二の曲輪(本郭)西側の二重堀切

キャップション二の曲輪(本郭)西側の二重堀切

二の曲輪(本郭)と外曲輪間の堀切

二の曲輪(本郭)と外曲輪間の堀切

最終更新日:2025-04-12