本会では、藤枝市・街道文化課主催の『2024 みちゆかし(開催期間:9月28日〜11月30日)』に例年同様エントリーしましたが、今年は特に追い風になることがあります。それは、令和6年3月に認定された 「しずおか遺産」、“文武に秀でた今川一族〜伝統を守る山西の地〜”として、山西こと志太地域を中心に今川氏ゆかりの歴史文化を伝える構成文化財が、藤枝市に多くあることに因ります。
花倉城(葉梨城)、田中城、朝比奈城、朝日山城はじめ、関連する寺院や武将、そして合戦など、静岡古城研究会のフィールドワークを中心とした研究成果が活かされる機会であり、注目を浴びるチャンスでもあります。昨年は、今川氏真の駿府今川館から掛川城への逃走ルートとして有力なルートの検証を行いましたが、本年は、山西を決戦舞台とした今川家最大の家督争い“花蔵の乱”をテーマに、本会会員が発見した陣城等の調査成果を二日間に分けて現地を踏破し検証していきます。
トレッキングによる“実験歴史学”となりますが、晩秋の志太(山西)の山歩きをみなさんと一緒に楽しみましょう!
■テーマ:今川家最大の内訌「花蔵の乱」決戦舞台の山城を歩く
〔Part 1〕【勝者の城】義元軍の戦略と付城
〔Part 2〕【敗者の城】恵探軍の詰城と自刃の地
■開催日時:
〔Part 1〕11月24日(日)8:30〜16:00 集合場所(「白ふじの里」駐車場又は藤枝市役所)からバスで移動 ※雨天中止
〔Part 2〕11月30日(土)9:00〜16:00 集合場所(「藤の瀬会館」第2駐車場)からバスで移動 ※雨天時「“花蔵の乱”決戦舞台の諸城砦」講演会(玄広恵探の菩提寺「普門寺」にて 10:00〜12:00 講師:副会長・平井登)
■コース:
〔Part 1〕長慶寺→朝日山城→神入寺跡→桂島陣場→葉梨神社
〔Part 2〕徧照寺→葉梨城(花倉城)→烏帽子形山→高山寺→恵探自刃の地
■参加費:
〔Part 1〕1200円(瀬戸の染飯、資料代、保険料込み)
〔Part 2〕1200円(花倉城御城印、資料代、保険料込み)
■準備など:飲物・弁当持参、山歩きのできる服装(帽子・長袖・長ズボン・トレッキングシューズ・雨具)
■募集定員:各25名(定員になり次第締め切り)
■予約開始:9月9日(月)正午から
■申込先:「みちゆかし」Webサイト
https://shizuoka-onpaku.jp/fujieda-michiyukashi/ または、藤枝市街道文化課 Tel.054-643-3036