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第279回見学会「青梅の城と新発見の城郭遺構」(R7.1.26)の報告

日向和田要害山城の堀

日向和田要害山城の堀

勝沼城の横堀

勝沼城の横堀

藤橋城の土塁

藤橋城の土塁

今井城での集合写真

今井城での集合写真

 
 令和7年(2025)1月26日(日)、「青梅の城と新発見の城郭遺構」と題して第279回見学会を開催致しました。参加者は途中合流者を含めて22名で、いつものように会員の市沢さんのバスを利用し8時00分静岡駅北口を出発。この日は雲一つない快晴で風も弱く、絶好の見学会日和でした。東名高速道路、圏央道とバスを進めJR青梅線宮ノ平駅にて関東方面からの参加者と合流し日向和田要害山城をめざします。要害山は明治半ば頃から昭和の終戦の頃まで石灰石の採掘が盛んに行われた場所であり、石灰岩質でできた山は大きく削り取られすでに消滅している部分もありますが、参加者一同新発見の城郭遺構ということで期待に胸躍らせながら山道を登り始めました。尾根まで登りしばらく進むと巨大な堀切状遺構が2本、更に西へ進むと山頂には平場が現れ、参加者はそれぞれ自身の考えに思いを馳せながら遺構の状態を確認していました。ここで昼食をとり、すぐ近くの館の城にて堀切と土塁を見学し次の見学地勝沼城へ向かいました。勝沼城は市街地にあり一部妙光院の墓地となって破壊されていましたが、大きな曲輪とその周囲をめぐる横堀、土塁、馬出などの遺構がよく残っていて横矢がかかる構造などが確認できました。また、南側は開けていて青梅の街が一望できました。
 次に向かったのは藤橋城です。ここは周囲が住宅地となっており城跡も公園化されていて一部破壊されていましたが主郭の周囲には土塁がめぐり櫓台と思われる部分もみられ、北西側は、まだ田園地帯のため堀と思われる遺構も確認できました。また、現在住宅地となっている部分も回廊する道路(暗渠あり)の状況からみると曲輪や堀だった可能性が高いようです。
 最後の見学地は今井城です。今井城も周囲を住宅地に囲まれていましたが、公園化など整備はされておらず見どころのある遺構が随所に残っていて主郭の土塁や横堀も大変見やすく参加者もコンパクトな城なのに素晴らしい縄張遺構だと驚いているようでした。
 以上5か所を巡りましたが国境の街道沿いに密集した城跡群に参加者も満足顔で、帰りのバスに乗りました。
(報告者:稲垣雅一)
 

最終更新日:2025-02-08