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のろし第343号 第286回見学会『甲斐国関原峠周辺遺構を踏査する』(5月17日開催)ご案内

今回は近年、山梨県中央市でその存在が注目された関原峠砦、洞山遺構、七覚五社権現曲輪遺構など、これら謎多き遺構を参加者の皆さんと歩き、遺構から導き出される意味、可能性、疑問などを一緒に考える踏査会にしたいと考えております。 現地で皆さんの「城論」「城観」など、ご意見ご見解をお聞きできるのを楽しみにしてお りますので、ふるってのご参加をお願い致します。

実施日:令和8年5月17日(日)
見学地:関原峠砦遺構、洞山遺構、七覚五社権現遺構(いずれも中央市関原・甲府市右左口町の境)
担当者:望月徹事務局長、望月保宏会長
参加費:会員6,000円、非会員7,000円
バ ス:市沢さんのバス
脚力レベル:★★★★★(5/5)      
申込メール:s-kojouken@outlook.com ←クリック後、必要事項をご記入のうえ、ご送信ください。
申込締切:令和8年5月13日(水)。但し、定員になり次第締め切りますので、お早めにお申し込みください。
定 員:28名  
身支度:ハイキング程度の服装(滑りにくい靴・雨具)、弁当、飲物類
☆悪天候時、当日午前6時の時点で中止をお知らせします。


☆のろし第343号PDF
 

行 程

 
     8:00     JR静岡駅北口集合、バス出発
  8:15     日本平久能山スマートIC→清水JCT→中部横断自動車道
  9:30      増穂PA(トイレ休憩)
   10:00      YSK-comシルクパーク駐車場
   12:00      関原峠砦(昼食)
   14:30      洞山遺構
   15:30      七覚五社権現遺構
   16:00                     増穂IC⇒中部横断自動車道⇒清水JCT⇒東名高速道路⇒日本平久能山スマートIC    
   18:00      静岡駅南口着・解散
 

見学先概要


【関原峠砦遺構】
豊富村から下芦川地区へ越える関原峠の東側、標高891mに位置する砦。史料・伝承は無く、『甲斐国志』の項中に天正壬午の乱の頃「関砦」を置き守兵に守らせたとの一文を確認できるのみである。先行研究では宮坂武男氏の調査により一部は確認され「砦か不明」としながらも紹介されている。近年、中央市豊富郷土資料館の館長である内藤和久氏を中心とした地元研究者グループの調査により主郭部と考えられる土塁・虎口等の遺構などが改めて確認された。 

【洞山遺構】 
令和5年に内藤和久氏らの研究グループにより関原峠砦の東側より北に下る、甲府市と中央市の境にある標高764mの尾根上で発見された遺構であり、メディアでも紹介され話題となった。 遺構は東側直下に中道往還や右左口宿、金刀比羅山砦を見下ろせる位置にあり、険しい尾根伝いに南北170m、東西20mと細長く、南北に堀切・土橋が確認されている。2024年に八巻孝夫氏ら中世城郭研究会の調査では「遮断施設または宗教施設の可能性」も指摘されている。 

【七覚五社権現遺構】 
大宝2年、役小角の開山と伝わる円楽寺(山号七覚山)が明治の神仏分離まで管理していた五社神社で、その構成は熊野・白山・金峰・箱根の五所を指す。観応の擾乱、永正期の今川氏による侵攻など合戦の舞台として戦火に巻き込まれており、五社権現背後の山に削平された数段の曲輪とおぼしき遺構などが見られる。

※地図は、のろしPDFをご覧ください。
 

最終更新日:2026-05-01